プラダンケースの種類と選び方

プラダンケースの種類と選び方
「プラダンケース」は繰り返し使用できて、高い耐久性とコストパフォーマンスを兼ね備えた優秀なアイテム。
物流や保管、製造現場など幅広い分野で活用されており、紙製ダンボールに比べて水や衝撃にも強いため、環境への配慮という観点からも注目されています。
しかし、いざ導入してみると──
「せっかく買ったのに思ったより使いにくい…」
「想定していたよりも耐久性がなかった…」
そんな「購入してから後悔する」というケースも、実は少なくありません。
だからこそ、「どのタイプを選ぶか」がとても重要。選び方を間違えると、せっかくのメリットも台無しに…。
本記事では、そうした失敗を防ぐために、現場の用途に合った最適なプラダンケースの選び方やチェックすべきポイントを、わかりやすく解説していきます。導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください!

プラダンケースの種類とは?

プラダンケースには、A式、C式、F式の3種類のタイプがあります。

タイプ 折りたたみ 価格 強度 防塵
A式
(みかん箱)
C式
(弁当箱)
×
F式
(フレームコーナー付)
×

プラダンケースA式とは?

プラダンケースA式
プラダンケースの中でも最も基本的で、広く利用されている形状が「A式」と呼ばれるタイプです。A式とは、一般的に「みかん箱」として知られている箱型の構造です。段ボール箱の形状とほぼ同じで、構造がわかりやすく、導入しやすいという利点があります。

メリット

「折りたたみができる」フラットな状態に折りたたみができるため、未使用時の保管や持ち運びが非常に効率的で、省スペース化にもつながります。限られた保管スペースで管理したい場合には大きなメリットとなります。
「安価」A式は、最も安価に製造できるタイプです。構造がシンプルで、材料の無駄が少なく、加工工程も最小限に抑えられるため、コスト面でメリットがあります。また、折りたたみが可能なため、輸送コストの削減にもつながります。

デメリット

「強度や耐久性が低い」重たい荷物や精密機器の輸送、繰り返しの長期使用を想定した場面では、A式では強度不足となることが多く、破損や形崩れが起きやすくなります。また、フタの部分が分割式のため、密閉性や防塵性が求められる用途には不向きです。
「防塵性が低い」A式は、フタや底が突き合わせタイプとなっており、隙間があるため、ゴミやほこりなどが入りやすい構造になっています。
「組立が面倒」折り畳みをしてフラットな状態で保管すると、未使用時の省スペース化のメリットがありますが、使用するときに組立をする必要があるため、組立の手間がかかります。

おすすめしたい人

「プラダンケースの保管スペースが狭い人」
「コストをとにかく抑えたい人」
「軽量なものを一時的に保管したい人」

プラダンケースC式とは?

プラダンケースC式
ケースとフタがセットの弁当箱のような形状です。
プラダンケース本体と被せ蓋の構造になっています。
折畳みはできませんが底抜けもありません。

メリット

「強度」A式とは違い底が一体型のため、底抜けのリスクがなく、安心して使用できます。
しかし、中に重量物を入れるときには、F式の方がおすすめです。
「異物が入りづらい」A式とは異なり、フタや底が一体型のため、雨やほこりが入りづらいです。
「やや安価」
C式はA式に比べるとやや高いですが、F式に比べると安価です。

デメリット

「保管スペースが必要」C式ケースは折りたたみができないため、保管スペースが必要です。
「大きなサイズは不向き」
C式は大きなサイズにはあまり向いていません。
開口部が1m×1m以上の大きなケースがご希望の場合は、C式ケースだとフタが閉まりづらく使用しにくいため、F式ケースがおすすめです。

おすすめしたい人

F式ほどの強度は不要だが、少ししっかりしたケースが欲しい人
「平らな薄い箱」パネルなどを入れるケースが欲しい人

プラダンケースC式とは?

プラダンケースF式
C式ケースにフレームとコーナーを付けたタイプです。
フレームが付くので強度が増し、リブ付きコーナーにより段積みが可能です。
軽量で、耐衝撃性に優れていますので工場間の通い箱として導入されています。
プラダンファクトリーで一番人気の形状です。

メリット

「強度」
A式とは異なり、底が一体型構造のため、底抜けのリスクがなく、安心して使用できます。約20kg程度の重量物にも対応可能です。
「積み重ねて保管ができる」
リブ付きのコーナーにより、プラダンケースを安定して積み重ねて保管できます。ズレを防止するため、落下の心配がなく、安全です。また、整然と並ぶため、見た目もすっきりと美しくなります。
「異物が入りづらい」
F式のプラダンケースは、密閉性が高く、異物の侵入を防ぎやすい構造です。 フタがしっかり閉じるため、ホコリやゴミなどが入りにくく、内容物を清潔に保つことができます。

デメリット

「保管スペースが必要」 A式と違い、F式は構造上フラットに折りたたむことが難しく、保管時に場所を取ることがあります。長期在庫や大量保管には注意が必要です。
「コストがやや高い」
A式ケースよりもプラダンを多く使い、
C式ケースよりフレームコーナー等の部材を使うためコストが若干高くなります。

おすすめしたい人

強度面が心配な人
重量物(20kg程度)の物を収納したい人
中身をホコリやゴミから守りたい人
積み重ねて収納したい人
1m×1m以上の大きなケースを注文したい人

まとめ

プラダンファクトリーは福岡県にあり日本全国からご注文を承っています。
A式、C式、F式のメリット、デメリットを参考に、最適なケースをお選びください。
1ケースからでもオーダーメイドでご注文可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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